性感染防止と抗真菌薬をクラミジア感染症に使う間違い

性病の拡大を防止していくためには個人が性病についての理解を深めていくことが大切です。以前は淋病や梅毒しか一般にはほとんど知られていなかったことに加え、その名前が知られているだけで実際にどのような症状が出るのかということを認識していないことも珍しくありませんでした。これは性病があまり身近なところにはないという理解がなされていたからです。しかし、時代が推移したことによって状況は変わってきています。クラミジア感染症は日本国内でも患者が100万人を越えると推定されており、大雑把に考えれば100人に1人近くが感染しているということになるでしょう。それほどに身近になっているのが性病であり、感染防止策を立てていくことが必要とされています。インターネットを介して情報収集が用意になったことに加えて、性病の治療薬を個人輸入で手に入れられるようになったことは感染拡大の防止に役立っている面もあります。しかし、症状の取り違いによって使うべき薬を間違えることも見られるようになりました。カンジダ症の治療に用いられるのは抗真菌薬であり、クラミジア感染症の場合には抗生物質となります。抗真菌薬はクラミジアに対して無効であり、抗生物質はカンジダに対して同様に効果がありません。しかし、カンジダ症とクラミジア感染症ではあまり重篤な症状が出てこないことから、インターネットの情報だけでは誤認してしまうことがあります。その結果として抗真菌薬を手配したけれど実はクラミジア感染症だったということも多くなっています。こういった取り違いをしないためには適切な検査を受けることが大切です。検査もキットを手に入れれば自分でできることから、ためらわずに活用することが重要でしょう。